アライグマはどこから家に入る?侵入口7か所と屋根・軒天・床下の見つけ方

屋根裏にアライグマらしい動物がいると分かったとき、次に気になるのが「どこから家の中へ入ったのか」ではないでしょうか。

屋根裏で音がするからといって、必ず屋根に大きな穴が開いているとは限りません。

実際に確認したいのは、軒天、屋根と外壁の継ぎ目、通気口、増築部分、床下、設備配管の周囲など、住宅につながる開口部です。

さらに、アライグマは木や周囲の構造物を利用して高い場所へ近づくことがあります。そのため、「どこに穴があるか」だけでなく、「そこまでどうやって来たのか」まで見ることが侵入経路を探すポイントです。

先に結論をまとめると、家の外からは次の7か所を重点的に確認します。

  1. 軒天の破損・浮き
  2. 屋根と外壁の継ぎ目
  3. 通気口・換気口
  4. 増築部・後付け屋根の接合部
  5. 床下・縁の下・基礎周辺
  6. 配管・配線など設備の貫通部
  7. 物置・塀・カーポート・庭木など屋根へ近づく経路

侵入口は1か所とは限りません。

一つ見つけて塞いでも、別の隙間が残っていれば再び侵入される可能性があります。

この記事では「アライグマがいるサイン」ではなく、住宅のどこを、どの順番で確認すれば侵入口を見つけやすいかに絞って解説します。

まず結論|アライグマの侵入口はこの7か所を確認

確認場所見るポイント地上から確認
軒天穴・外れ・腐食・板の浮き○
屋根と外壁の継ぎ目部材のずれ・開口・破損△
通気口・換気口金網の破れ・カバーの外れ○
増築部分新旧建物の接合部・下屋との隙間○~△
床下・縁の下床下換気口・基礎周辺の開口○
配管・設備周辺配管貫通部・使われていない穴○
建物周辺庭木・物置・塀・カーポート○

特に重要なのは、「屋根裏にいる=屋根だけを見る」ではないことです。

床下側から建物へ入り、住宅の構造によって壁内部などを移動している可能性もあるため、建物全体を一周して確認します。

侵入口を探すなら「家の下から上へ」一周する

アライグマの侵入口を探すとき、いきなり屋根を見上げるだけでは見落としやすくなります。

おすすめなのは、家の外周を歩きながら地面に近い場所から屋根方向へ順番に見る方法です。

順番確認する場所見るもの
1基礎・床下床下換気口、縁の下、基礎の開口
2外壁配管、配線、設備貫通部
3建物周辺物置、塀、カーポート、ベランダ
4庭木・雨どい周辺屋根へ近づけるルート
5軒軒天、換気口、部材の浮き
6屋根周辺外壁との継ぎ目、下屋、増築部

この順番なら、単に「穴を探す」だけでなく、地面から侵入口まで動物がどう移動できるかも見えてきます。

侵入口1|軒天の穴・外れ・浮き

屋根裏への侵入口として最初に見ておきたいのが軒天です。

軒天とは、外壁から外へ張り出している屋根を下から見た部分を指します。

住宅によって素材は異なりますが、経年劣化や雨水の影響などで傷むと、

  • 一部の板が外れている
  • 角が割れている
  • 継ぎ目が大きく開いている
  • 板が下方向へ垂れている
  • 黒く穴のように見える部分がある

といった状態になることがあります。

こうした破損部分の奥が屋根裏へつながっていれば、動物の出入口になる可能性があります。

正面だけでなく家の裏側も見る

軒天の破損は、道路から見える正面側にあるとは限りません。

特に、

  • 隣家との境界側
  • 建物の裏側
  • ベランダの下
  • 増築した部分

は普段あまり見る機会がありません。

家の周囲を歩ける場合は、できる範囲で四方向を確認してください。

ただし、確認のために高い脚立へ上ったり屋根へ登ったりする必要はありません。スマートフォンのズームなどを使い、地上から確認できる範囲にとどめましょう。

侵入口2|屋根と外壁の継ぎ目・下屋まわり

次に確認したいのが、屋根と外壁が接する場所です。

住宅は屋根・外壁・軒・換気部材など、複数の部材を組み合わせて作られています。

そのため、部材の継ぎ目に破損や開口が生じることがあります。

特に見たいのは、

  • 1階の屋根と2階外壁が接する部分
  • 下屋の端
  • 屋根形状が切り替わる場所
  • 古い屋根と新しい屋根の接続部
  • 台風・強風後に部材が浮いた場所

です。

屋根そのものを近くで確認するために自分で登るのは避けてください。

見えない高所ほど「自分で見る」のではなく、「安全に点検できる方法を選ぶ」ことが大切です。

侵入口3|通気口・換気口の金網やカバー

屋根裏や床下には、湿気を外へ逃がすための通気口が設けられている住宅があります。

本来は金網やカバーで動物が入りにくい構造でも、時間がたつと、

  • 金網が破れる
  • 固定部が外れる
  • カバーが浮く
  • 周囲の部材が割れる

ことがあります。

穴そのものだけでなく、周囲に泥・毛・こすれ跡がないかも見てください。

通気口を「穴だから」と完全に塞がない

ここで注意したいのは、住宅に必要な換気まで止めないことです。

侵入防止では、通気機能を残したまま動物が通れない状態にする必要があります。

用途の分からない換気口を板やシーリング材で完全密閉するのは避けましょう。

侵入口4|増築部分・後付けした屋根の接合部

増築歴のある住宅では、新旧建物の境目を重点的に確認します。

例えば、

  • 部屋を増築した
  • 玄関ポーチを追加した
  • サンルームを付けた
  • 倉庫と住宅を接続した
  • テラス屋根を後付けした

場合です。

増築そのものが問題なのではありません。

ただ、建物の形が複雑になるほど、外壁と屋根の取り合いなど、普段確認しにくい部分が増えます。

築年数だけではなく「現在の家にどんな継ぎ目があるか」を見る方が侵入口探しには役立ちます。

侵入口5|床下・縁の下・基礎周辺

屋根裏で音がすると、つい上ばかり見てしまいます。

しかし、床下側も確認しておきたい場所です。

代表的なのは、

  • 床下換気口の金網が破れている
  • 縁の下が大きく開いている
  • 基礎周辺に開口部がある
  • 過去の工事跡に隙間が残っている

ケースです。

住宅の構造によっては、床下から壁の内部などへ移動できることがあります。

そのため、「音は2階の天井から聞こえるから床下は関係ない」とは決めつけないようにしてください。

侵入口6|配管・配線など設備を通した穴

エアコン、給排水設備、電気配線、通信ケーブルなどを施工するとき、外壁を貫通させる場合があります。

通常は隙間を処理しますが、経年劣化や設備の撤去によって開口が残ることがあります。

確認したいのは、

  • エアコン配管カバーの周囲
  • 給排水管が外壁を通る部分
  • 配線の引き込み部分
  • 使わなくなった設備の穴
  • 以前撤去した配管の跡

です。

ここでも「穴があるから全部埋める」という考え方は避けましょう。

排水・換気など必要な機能が含まれている場合があります。用途が分からない開口は、設備業者や建築業者へ確認してから処置します。

侵入口7|物置・塀・カーポート・ベランダから屋根へ近づく

最後に確認したいのが、建物の穴そのものではなく侵入口へ到達するまでのルートです。

例えば、

  • 住宅に接している物置
  • 塀
  • カーポート
  • テラス屋根
  • ベランダ
  • 雨どい周辺

が、段差のようにつながっていないか確認します。

地面から屋根までを一枚の写真のように見てみると、単体では気づきにくい接近経路が見えることがあります。

庭木が屋根に近い家は「枝の位置」も確認

庭木がある住宅では、枝と屋根の距離も見ておきましょう。

アライグマは木へ登ることができるため、枝が軒やベランダ付近まで伸びていると、建物へ近づく経路になる可能性があります。

特に、

  • 太い枝が屋根まで伸びている
  • 枝と軒の距離が近い
  • 木から物置へ移れる
  • 木からカーポートへ移れる

ような配置は確認しておきたいところです。

高い枝を切る必要がある場合は、無理に脚立や高所作業をせず、造園業者などへ依頼する方が安全です。

「2階だから入れない」とは考えない

2階の屋根裏で音がすると、「地面からかなり高いからアライグマではないのでは」と感じるかもしれません。

しかし、建物周囲に庭木・塀・物置などがあれば、高い位置へ近づく経路ができる場合があります。

そのため侵入経路は、

地面 → 足場になるもの → 建物上部 → 実際の侵入口

という一連のルートとして確認するのがポイントです。

その穴、本当に今使われている?5つの確認ポイント

家を一周すると、小さな隙間や劣化部分はいくつか見つかるかもしれません。

ただし、見つかったすべての穴が現在の侵入口とは限りません。

「今使われている可能性」を判断するために、穴の周囲を確認します。

1.入口の周囲だけ黒ずんでいる

動物が同じ場所を繰り返し通過すると、体や足の汚れが周囲へ付着することがあります。

壁全体の古い汚れではなく、開口の縁だけに新しいこすれ跡がないか見ます。

2.泥が付着している

雨上がりなどでは、足についた泥が入口周辺へ残ることがあります。

3.毛が引っかかっている

金網・木材・割れた部材などに毛が残る場合があります。

ただし、古い毛なのか現在の出入りによるものなのかは慎重に判断してください。

4.新しい爪痕・こすれ跡がある

木材などに周囲より新しく見える傷があれば、出入りの手掛かりになることがあります。

5.出入りそのものを確認できる

最も分かりやすいのは、夕方から夜に同じ場所へ出入りしている状況を確認することです。

ただし、近づいて待ち伏せする必要はありません。

安全な場所から確認するか、すでに設置している防犯カメラなどの映像を利用します。

侵入口と「アライグマがいるサイン」は別に考える

ここで整理しておきたいのが、侵入口を見つけることと、動物の種類を特定することは別という点です。

例えば軒天に穴が見つかっても、それをアライグマが使っているとは限りません。

反対に、屋根裏でアライグマらしい足跡やフンが見つかっても、最初に見つけた隙間が実際の侵入口とは限りません。

動物の種類を見分けたい場合は、LifeXreesの以下の記事で、足音・フン・5本指の足跡などを詳しく確認してください。

関連記事:屋根裏にアライグマがいるサイン7つ|足音・フン・5本指の足跡で見分ける方法

本記事では、「家のどこから入ったか」の特定に集中します。

侵入口を見つけても、その場ですぐ塞がない

穴を見つけると、「今すぐ金網で塞いでしまおう」と考えたくなります。

しかし、ここは順番が重要です。

屋根裏にアライグマなどの動物が残っている状態で、出入口を完全封鎖するのは避けてください。

閉じ込めてしまうと、

  • 別の場所を壊して外へ出ようとする
  • 室内側へ移動する
  • 幼獣が取り残される
  • 内部で死亡して臭いが発生する

可能性があります。

元稿でも、侵入口を見つけたら即封鎖するのではなく、内部から退出したことを確認してから塞ぐ流れが重要と整理されています。fileciteturn48file4

春~夏は小さな鳴き声がないか確認する

繁殖期には、屋根裏に幼獣が残っている可能性も考える必要があります。

特に、

  • 小さな鳴き声が複数聞こえる
  • 親らしい個体が同じ場所を何度も出入りする
  • 昼間も屋根裏で動く音がする

場合です。

親が外へ出ている間に侵入口を塞ぐと、幼獣だけが残ってしまう可能性があります。

鳴き声がする家ほど「穴を早く塞ぐ」より「中に残っていないか」を先に確認することが大切です。

侵入口は1か所とは限らない

アライグマ対策で再発しやすいのが、最初に見つけた穴だけを補修したケースです。

元稿でも、主な侵入口を塞いでも別の開口部が残っていれば再侵入の可能性があると整理されています。fileciteturn48file7

例えば、

  • 軒天に主侵入口がある
  • 反対側の通気口にも破損がある
  • 床下換気口の網も外れている

という住宅なら、現在使っている穴だけ塞いでも再び別ルートを使われる可能性があります。

そのため、

  1. 現在使われている侵入口を確認
  2. 内部に個体が残っていないことを確認
  3. 主侵入口を補修
  4. 同じ建物にある別の開口部も確認
  5. 庭木や物置など接近ルートも見直す
  6. その後も足音がしないか確認

という流れで考えます。

「使われている侵入口」と「将来使われそうな穴」を分ける

住宅を一周すると、今は使われていないものの、動物が入り込めそうな劣化箇所が見つかることがあります。

そこで、見つけた場所を次の2種類に分けると整理しやすくなります。

分類特徴対応
現在使われている可能性が高い泥・毛・こすれ跡・出入り確認などがある退出確認後に封鎖
予備侵入口になりそう隙間はあるが新しい痕跡がない主侵入口対策とあわせて補修を検討

この分け方をすると、「穴が10個見つかったから全部同時に塞ぐ」といった危険な対応を避けやすくなります。

段ボールや板を置くだけでは再侵入対策になりにくい

侵入口の前に板や荷物を置くだけでは、十分な封鎖にならない場合があります。

侵入防止では、動かされにくい方法で補修する必要があります。

一方、屋根・軒天・通気口には、

  • 防水
  • 換気
  • 排水

など住宅として必要な機能もあります。

そのため、「穴を塞ぐこと」だけを目的にして、雨漏りや結露を起こす施工をしないことも重要です。

自分で確認しやすい場所・専門家に任せたい場所

場所・作業自分で確認専門家を検討
基礎・床下換気口の外観○-
外壁・配管周辺○設備用途が不明なら相談
庭木・物置・塀○高木剪定は相談
軒天を地上から見る○高所補修は相談
屋根の上×○
屋根裏の奥×○
高所の侵入口施工×○

特に、侵入口を探すために屋根へ上る必要はありません。

害獣による被害以上に、転落事故の方が深刻な結果になる可能性があります。

侵入口を見つけたら写真を残しておく

侵入口らしい場所を見つけたら、その場で施工する前に写真を残しておくと便利です。

撮影しておきたいのは、

  • 建物全体のどの位置か分かる写真
  • 穴や破損部分のアップ
  • 周囲の泥・毛・こすれ跡
  • 庭木や物置との位置関係

です。

専門業者へ相談するときも、「屋根のどこかに穴があります」より、位置関係の分かる写真がある方が状況を伝えやすくなります。

夜の音も「侵入口探し」のヒントになる

屋根裏の足音そのものから動物の種類を断定することはできませんが、侵入口を探す手掛かりにはなります。

例えば毎晩、

22時頃に北側の天井で音が始まる → 数分後に家の中央へ移動する

のであれば、北側の軒・外壁・屋根周辺を重点的に確認する理由になります。

数日間、

  • 音が始まる時間
  • 最初に聞こえる場所
  • その後どちらへ移動するか

を記録すると、侵入・退出方向を考える材料になります。

追い出した後にすること|侵入口封鎖だけで終わらせない

アライグマらしい動物を外へ出し、侵入口を補修しても、屋根裏内部に被害が残っている場合があります。

対策全体は、

生息確認 → 侵入口特定 → 退出 → 残存個体確認 → 汚損確認 → 必要な清掃 → 封鎖 → 再侵入確認

という流れで考えると整理しやすくなります。元稿でも同様に、追い出し・清掃・封鎖・再確認までを一連の対策として整理しています。fileciteturn48file8

ただし、本記事ではフン清掃や断熱材交換について詳しく扱いません。

それらは「侵入口を探す」という検索意図とは別になるため、LifeXrees内の専門記事へ内部リンクでつなぐ方が、記事同士の役割を分けられます。

侵入口調査を業者へ頼むなら「何か所見るか」を確認

専門業者へ依頼するときは、「アライグマ駆除○円」という価格だけではなく、侵入口調査の範囲を確認しましょう。

特に見たいのは次の点です。

  • 屋根だけでなく建物全体を確認するか
  • 主侵入口と予備侵入口を分けて説明するか
  • 封鎖する場所と施工方法を示すか
  • 退出確認後に施工するか
  • 庭木など接近経路も確認するか
  • 施工後の再侵入について条件を説明するか

「動物を追い出した」だけでは、侵入できる家の状態そのものは変わっていません。

再発を防ぐには、どこから入り、ほかに入り得る場所があるかまで確認する必要があります。

アライグマ侵入口チェックリスト

確認項目チェック
軒天に穴・外れ・浮きがある□
屋根と外壁の継ぎ目に隙間がある□
通気口・換気口の網が破れている□
増築部分に開口がある□
床下換気口が壊れている□
配管・設備周辺に隙間がある□
物置・塀から屋根へ近づける□
庭木の枝が軒・屋根へ近い□
穴の周囲に泥・毛・新しい傷がある□
同じ場所で実際の出入りを確認した□

チェックが付いた数だけで現在の侵入口を決める表ではありません。

「開口がある」ことと「今そこを使っている」ことを分けて考えるための確認表として使ってください。

FAQ|アライグマの侵入口について

Q1.アライグマはどこから家に入ることが多いですか?

軒天、屋根と外壁の継ぎ目、通気口、床下・縁の下など、建物につながる開口部が候補になります。住宅によって構造が異なるため、屋根だけではなく外周全体を確認します。

Q2.屋根裏にいるなら、侵入口も屋根にありますか?

必ずしも屋根とは限りません。床下や外壁周辺から入り、住宅の構造によって別の場所へ移動している可能性も考えます。

Q3.2階の屋根裏にも入れますか?

建物周囲に庭木、塀、物置、カーポートなどがあれば、高い場所へ近づける場合があります。侵入口だけではなく、そこへ到達するルートも確認してください。

Q4.侵入口らしい穴を見つけたら、その日に塞いでもいいですか?

内部に動物や幼獣が残っている可能性がある場合は、先に完全封鎖しない方がよいでしょう。退出を確認してから侵入口を補修することが重要です。

Q5.侵入口が今使われているか、どう判断しますか?

周囲の泥、毛、こすれ跡、新しい傷、実際の出入りなどを確認します。穴があるだけで現在の侵入口とは断定しません。

Q6.侵入口を一つ塞げば再侵入しませんか?

別の開口部が残っていれば再侵入される可能性があります。主侵入口だけでなく、軒天、通気口、床下、設備周辺などを建物全体で確認します。

Q7.庭木は切った方がいいですか?

屋根やベランダへ伸びている枝は、建物へ近づく経路になる可能性があります。必要に応じて距離を取ることを検討しますが、高所の剪定は無理に自分で行わないでください。

Q8.通気口は金網で完全に塞いでよいですか?

住宅の換気に必要な場所まで密閉するのは避けます。通気機能を維持しながら、動物が通れない施工が必要です。

Q9.床下から屋根裏まで移動することはありますか?

住宅の構造によっては、床下や壁内部などがつながっている場合があります。音が屋根裏で聞こえても、侵入口を屋根だけに限定しない方がよいでしょう。

Q10.自分で屋根へ上って確認した方が早いですか?

おすすめしません。高所作業には転落の危険があります。地上から確認できない屋根・軒天については、点検に対応できる専門業者へ依頼する方法があります。

要点まとめ

  • アライグマの侵入口は屋根だけとは限らない
  • まず軒天・通気口・床下・設備周辺まで家を一周して確認する
  • 家は下から上へ確認すると見落としにくい
  • 増築部分や後付け設備の周辺も確認する
  • 庭木・物置・塀など侵入口へ近づく経路も見る
  • 穴があるだけでは現在使われている侵入口とは限らない
  • 泥・毛・こすれ跡・実際の出入りなど新しい痕跡を確認する
  • 侵入口は1か所とは限らない
  • 内部に動物が残ったまま完全封鎖しない
  • 封鎖は退出確認後の再侵入防止として行う
  • 通気・排水など住宅に必要な機能を損なわない
  • 高所確認のために自分で屋根へ上らない

まとめ|「穴」だけでなく、地面から侵入口までのルートを見る

アライグマが屋根裏へ入っていると、「屋根のどこかに穴があるはず」と考えがちです。

しかし実際には、確認すべき場所は屋根だけではありません。

軒天。

通気口。

増築部分。

床下。

設備配管の周囲。

そして庭木や物置、塀など、建物へ近づくための足場。

侵入口探しでは「どこに穴があるか」と「そこまでどうやって来たか」をセットで考えることがポイントです。

また、見つけた隙間が現在使われているとは限りません。

穴の周囲に泥・毛・新しいこすれ跡があるのか。毎晩音が始まる方向と一致するのか。実際に出入りしているのか。

こうした情報を組み合わせると、現在使われている侵入口を絞り込みやすくなります。

そして最も注意したいのは、動物が中にいる状態で穴を塞がないことです。

侵入口確認 → 生息確認 → 退出 → 残存個体確認 → 必要な清掃 → 封鎖 → 再侵入確認

という順番で考えてください。

屋根・軒天など高所の開口が疑われる場合は、確認のために自分で屋根へ上る必要はありません。

地上から分かる範囲を写真で記録し、必要に応じて自治体の相談窓口や、害獣対策と建物点検に対応できる専門業者へ相談しましょう。

侵入口調査前のチェックリスト

  • 家の外周を一周できる範囲で確認した
  • 基礎・床下換気口から順番に見た
  • 外壁の配管・設備周辺を確認した
  • 物置・塀・カーポートとの位置関係を見た
  • 庭木と屋根の距離を確認した
  • 軒天・通気口を地上から見た
  • 穴の周囲に泥・毛・傷がないか確認した
  • 侵入口らしい場所を写真で記録した
  • 音が始まる時間と場所を記録した
  • 内部に動物がいる状態で穴を塞いでいない

参考・公式情報

LifeXrees編集部

住まい・害獣害虫・家電・観光・防災など、暮らしの実用情報を編集しています。