給湯省エネ2026のエコキュート補助は、対象機種1台につき基本7万円、所定の性能を満たす機種は3万円の加算があります。電気温水器などの撤去を同時に行う場合は別の加算もありますが、古いエコキュートの撤去自体は加算対象ではありません。
2026年10月11日の確認時点では受付を継続しています。公式表示の2026年10月10日午前0時基準では本体側の予算割合は49%、撤去加算は24%です。申請予約は遅くとも11月16日、交付申請は遅くとも12月31日までですが、予算上限に達すれば早期終了します。
機器の名前がエコキュートなら自動的に対象になるわけではありません。2026年事業の製品登録、性能、通信機能、購入・施工方法、工事時期を確認し、登録事業者との契約で進めます。この記事は既存住宅で購入・交換する場合を中心に、受給条件を契約前に確かめるための案内です。
受け取れる金額は、基本・性能・撤去を分けて考える
| 補助の区分 | エコキュート交換時の確認内容 |
|---|---|
| 基本額 | 対象のエコキュート1台7万円 |
| 性能加算 | 所定の高い性能を満たす場合、1台3万円を追加 |
| 電気温水器の撤去 | 条件を満たす同時撤去で1台2万円。補助を受ける高効率給湯器の台数まで |
| 電気蓄熱暖房機の撤去 | 条件を満たす同時撤去で1台4万円、2台まで |
基本額と性能加算の両方を満たすエコキュートなら、本体側は合計10万円です。広告で見かけるそれ以上の金額は、撤去設備の条件や台数を含めている可能性があります。自宅に対象の撤去設備がなければ、その部分を加えることはできません。
補助対象の設置台数は、戸建て住宅では対象の高効率給湯器を原則2台まで、共同住宅等では原則1台までです。上限台数まで設置することを勧める制度ではなく、必要な機器と要件に該当する台数で算定します。二世帯住宅などの区分は、生活上の呼び方だけでなく制度の住宅区分を確認してください。
公式の金額と対象条件は給湯省エネ2026の対象要件・補助額で確認できます。ハイブリッド給湯機やエネファームは別の基本額・性能条件なので、給湯器全般の最大額をエコキュートの額と取り違えないようにしましょう。
2026年の対象機種は、効率と通信機能を確認
省エネ性能だけで判定しない
基本の性能要件は、トップランナー制度の2025年度目標基準値以上の性能を備え、インターネットに接続可能で、天気予報や日射量予報に連動して昼間に沸き上げを移せる機能を持つこと、または所定のおひさまエコキュートであることです。
効率の基準値は、タンク容量や構成、一般地・寒冷地などの区分によって異なります。一つの数値だけを記憶して、すべての機種へ当てはめないでください。販売店には「この型番は2026年事業の基本額に対応する登録製品ですか」と確認し、対象製品の検索結果と見積書の型番を照合してもらいます。
製品名の末尾の違いや、リモコンのセット内容を省略した見積書では判定しにくくなります。本体のシリーズ名だけではなく、タンク・ヒートポンプユニットの組み合わせ、必要なリモコンや通信部材を確認できる明細を受け取ってください。
追加部材があって初めて条件を満たす場合がある
一部の機種は、台所リモコンや無線LANアダプターなどの追加部品を設置することで性能要件を満たします。その部品がオプション扱いになっていれば、安く見える本体価格だけで比較できません。補助申請に必要な構成が見積もりへ含まれるかを確認します。
家の通信環境と機器の設置場所も、施工店へ伝えましょう。制度上の「接続可能な機能」と、家庭で実際に設定・利用する条件は分けて確認します。ルーターの位置や利用するネットワークなど、どこまで施工店が案内するかを決めておくと、設置後に機能を使えないという行き違いを防げます。
ただし、この記事からすべての機種に一律の通信契約条件を追加することはしません。機種ごとの取扱説明書と補助要件に沿って確認してください。具体的な基準はエコキュートの公式性能要件に示されています。
性能加算3万円は、基本要件と別に確認する
性能加算は、2025年度の該当する目標基準値に0.2以上を加えた性能値など、公式に定める要件を満たす場合の扱いです。基本額の対象であることだけを確認して、加算まで見込まないでください。
同じメーカーの候補を比較するときは、基本額のみの機種と加算対象機種で、本体・工事・必要部材の総額をそろえます。加算が3万円増えても、価格差がそれ以上であれば、初期費用だけでは有利にならない場合があります。容量や使い方に合うことを優先して比較しましょう。
撤去加算は、古い機器の種類と同時申請が条件
エコキュートと電気温水器は、どちらも電気でお湯を使う設備ですが、同じ機器ではありません。エコキュートはヒートポンプを利用するため、屋外のユニットなどを含めて構成を確認します。見た目のタンクだけで判断せず、既存設備の銘板や型番を施工店へ伝えます。
| 交換前の設備 | 撤去加算の考え方 |
|---|---|
| 電気温水器 | 所定の条件を満たせば撤去加算の対象候補 |
| 電気蓄熱暖房機 | 所定の同時撤去・台数条件を満たせば対象候補 |
| 古いエコキュート | 撤去自体は加算対象外 |
| 一般的なガス給湯器 | 電気温水器等の撤去加算へ当てはめない |
対象機器の導入に伴い、2025年11月28日以降に行う所定の撤去が対象です。高効率給湯器の設置についての交付申請と合わせて申請します。以前に取り外して処分した機器を、今回の交換と無関係に追加申請できるとは考えないでください。
撤去を別の会社へ発注する場合も、撤去契約や工事写真などの整合が必要です。設置会社へ契約先を伝え、申請に必要な証拠を撤去前に確認します。機器を処分した後では、型番や状態を確認できなくなる場合があります。
撤去加算の予算は本体の予算とは別で、公式には36億円を目途とする枠が示されています。本体の受付が続いていても撤去加算まで残るとは限りません。電気温水器や蓄熱暖房機を撤去すると電気料金メニューに影響する場合もあるため、契約先の電力事業者へ確認します。
補助額の計算例と、実際の支払いの違い
次の例は条件の組み合わせを理解するための仮定で、特定の家庭の受給額や施工実績ではありません。すべて対象製品・工事時期・申請要件を満たし、予算が確保されることを前提としています。
- 対象エコキュート1台、性能加算なし、対象撤去なし:7万円
- 対象エコキュート1台、性能加算あり、古いエコキュートを撤去:10万円。撤去加算は付かない
- 対象エコキュート1台、性能加算あり、対象の電気温水器1台を同時撤去:12万円
たとえば最後の条件で、契約総額を税込60万円、対象機器・設置などを55万円、制度上の算定対象に含めない別の修繕を5万円と仮定します。想定補助12万円を受け取れれば最終負担は48万円ですが、補助対象経費の55万円が全額戻るわけではありません。この60万円は相場を示した数字ではなく、支払いの説明用です。
後日還元なら、当初は契約総額60万円を支払うことが考えられます。契約代金へ充当する取り決めなら、請求時の扱いが異なります。補助金を含めた見積もりを見るときは、契約総額、対象経費、対象外の費用、想定補助額、最初の支払額、還元後の負担額を別にしてください。
実際の補助対象経費の区分や価格は、施工店の明細と制度要件で確認します。申請手数料が別にかかる場合、その負担も比較へ含めます。「実質」という見出しの数字だけで、現金の用意が足りると判断しないようにしましょう。
契約・着工・完了・申請の順序を確認する
既存住宅の交換では、給湯省エネ事業者と契約し、対象機器の設置工事に着手します。工事請負契約より前に着手した工事は対象になりません。機器を先に買って取り付けだけを依頼する施主支給や、DIYによる取り付けも対象外の扱いです。
リフォームの対象となる着手日は、対象機器の1台目の設置工事に着手した日です。2025年11月28日以降という基準があり、契約内の別の工事がそれ以前に始まっていても、給湯省エネの機器工事については別に判断します。窓補助金などと着工日の定義を混同しないでください。
| 日程の確認 | 既存住宅の購入・工事タイプで見る内容 |
|---|---|
| 契約 | 給湯省エネ事業者と、対象機器の工事前に締結 |
| 対象となる着手 | 対象機器の設置工事が2025年11月28日以降 |
| 予約受付 | 遅くとも2026年11月16日まで。予算到達で早期終了 |
| 交付申請 | 原則、工事完了・引渡し後。遅くとも2026年12月31日まで |
予約は任意で、既存住宅では契約工事全体に着手してから行う扱いです。一般の予約の有効期間は提出から3か月、または12月31日の早い方までとなります。予約があっても、申請や審査なしに入金されるわけではありません。
工事完了については、原則として契約に含まれる工事を終え、引渡しを行います。大規模改修でほかの工事が残っていても、対象機器の設置が終わり利用している場合の扱いがありますが、施主だけで判断せず事業者へ確認します。手続きは購入・工事タイプの公式申請案内に従ってください。
申請を任せる前に、書類と写真の担当を決める
申請者となるのは登録した給湯省エネ事業者で、消費者が直接ポータルから申請する制度ではありません。施主は共同事業者として必要書類の提出などへ協力し、共同事業実施規約で還元方法や負担の扱いを確認します。
必要になる資料には工事請負契約書、対象機器の型番を確認できる書類、工事前後の写真などがあり、性能加算や撤去加算、追加部材を使う場合はそれを証明する資料も確認します。本人確認など、住宅や契約形態に応じた書類は施工店へ一覧を求めてください。
特に工事前写真は、撮り忘れると原則として対象外になります。制度には限定的な免除の扱いもありますが、施主が自由に使える救済策として予定しないでください。撤去する機器を運び出す前に、必要な箇所・型番・撮影日を事業者が確認できる状態にします。
- 見積書と契約書の対象機器の型番が一致しているか
- 必要な通信部材やリモコンが含まれるか
- 工事前後と撤去設備の写真を誰が撮るか
- 予約と交付申請の結果を、いつ知らせてもらえるか
- 納期遅れ、機種変更、申請不備への対応をどうするか
- 補助を受けられない場合に、誰がどの費用を負担するか
国の事業者登録は、申請を扱うための条件です。価格や工事品質を行政が保証しているという意味ではありません。登録の有無に加え、工事範囲、保証、支払条件も比較します。
個人の申請では、J-クレジットの参加意思も確認
補助対象者が個人の場合、共同事業実施規約でJ-クレジット制度への参加意思を表明する条件があります。一括申請などの例外を除き、単に製品を買うだけで手続きが終わるわけではありません。
公式案内には、事務局が指定する事業実施団体へ入会予定とする方法と、地方公共団体や民間団体が管理するプログラムへ入会予定・入会済みとする方法が示されています。すでに他の関連プログラムを利用している場合は、その名称を事業者へ伝え、該当する選択を確認します。
内容を読まずにチェックだけを任せず、どのプログラムへの参加を表明するか、追加の手続きを自分で行う必要があるかを確認してください。省エネ効果に関する扱いと、家庭へ現金が振り込まれる補助金の還元を同じ手続きとして理解しないようにします。
他の補助や、設置後の売却・交換にも条件がある
同じ給湯器について、国の別制度から重複して補助を受けることはできません。みらいエコ住宅2026との使い分けが可能な場合でも、1台を両制度へ申請することはできず、新築向け補助との関係にも制限があります。リフォームの記事を見て、新築の申請へそのまま当てはめないでください。
自治体の補助は、国費が充当されるものを除くなどの併用条件があります。自治体側にも制限があるため、制度名、型番、工事内容を双方へ伝えて確認します。2025年事業で交付を受けた機器を再度2026年に申請する扱いにも注意してください。
補助で取得した機器には、交付後の財産処分の制限があります。公式では6年間、承認なく補助の目的に反して使用・譲渡・交換・廃棄などをできない旨が示されています。期間中に故障、転居、売却などが生じた場合は、自己判断で処分せず、施工店や事務局へ必要な手続きを確認しましょう。
補助対象でも、自宅に設置できるかは別に調べる
タンクやヒートポンプユニットの設置場所、搬入経路、電源、配管、排水、メンテナンス用の空間を現地調査で確認します。既存機器と同じ容量の製品でも、寸法や必要な離隔、施工条件が同じとは限りません。隣家や寝室に近い場所では運転音を含め、メーカーの設置資料に沿って配置を検討してもらいます。
賃貸なら所有者・管理会社、分譲マンションなら管理組合などへ、交換の可否と申請手続きを確認します。ベランダや共用部への設置を、自分の住戸だから自由に変えられるとは考えないでください。管理上の承認と補助金の申請は別の手続きです。
容量も補助額に合わせて大きくするのではなく、人数、入浴、湯張り、昼間の使用などから選びます。電力契約や太陽光発電の有無で使い方が変わるため、実際の光熱費が必ず一定額下がると約束する説明は避け、試算の条件を確認しましょう。
故障がきっかけで検討しているなら、まず原因を点検してから修理と交換を比較します。まだ初動確認の段階であれば、給湯器からお湯が出ないときの原因と相談の目安も参考になります。補助があるという理由だけで、安全に使える設備の交換を急ぐ必要はありません。
煙、焦げ臭、漏電を疑う異常がある場合は使用を続けず、取扱説明書の安全案内に従い、メーカーや施工店へ連絡してください。ガス設備から変更する場合も、ガス臭を伴う異常を費用比較より先に扱います。固定配線、給排水、ガス設備の撤去などを初心者の自己施工で済ませる計画にはしないでください。
よくある疑問
購入済みの新品を取り付けてもらえば申請できますか?
施主が購入し取り付けだけを事業者へ依頼する工事は、対象外の扱いです。未開封で対象型番であっても、購入・工事の方法が条件を満たすとは限りません。注文前に給湯省エネ事業者へ相談してください。
電気温水器とエコキュートの区別がつきません
機器に無理に触れたりカバーを開けたりせず、見える範囲の型番、取扱説明書、過去の設置明細を施工店へ見せます。写真が撮れない位置なら現地確認を依頼し、撤去加算を確定した数字として予算に入れないでください。
交付決定の通知が来たら、すぐお金が戻りますか?
交付決定、事業者への振込、消費者への還元は別の段階です。公式の振込予定と、契約で決めた還元方法・時期を確認します。生活費や工事代金の支払いを、未確定の入金日に合わせて組まないようにしましょう。
対象外のエコキュートなら、補助は一切ありませんか?
みらいエコ住宅2026など別制度の対象になる場合がありますが、その制度の住宅条件や必須工事を満たす必要があります。給湯省エネで対象外だから自動的に別制度で受け取れる、という関係ではありません。
確認した公式情報
情報確認日:2026年10月11日。受付・予算状況は給湯省エネ2026公式サイト、対象機種と性能はエコキュートの対象機器詳細、補助額・撤去・併用は対象要件、期限・写真・還元は購入・工事タイプの申請手続きを参照しています。契約前と申請前に、本体と撤去加算の両方の予算状況を確認してください。




