※本記事は2026年9月時点で確認できる公益社団法人日本しろあり対策協会の情報をもとに、一般住宅で羽アリを発見したときの確認方法を整理しています。羽アリの種類や建物被害は、写真だけでは判断できない場合があります。
家の中に突然、羽の付いたアリが何十匹も出てきた。
そんな場面では、まず殺虫剤を探したくなると思います。
ただし、シロアリの可能性がある場合は、全部を処理してしまう前に「虫の写真・出てきた場所・日時」を残しておくことが大切です。
シロアリの羽アリは、建物のどこから出てきたかが調査の重要な手掛かりになります。
また、「黒い羽アリだったから普通のアリ」とも限りません。ヤマトシロアリの羽アリは黒褐色なので、色だけで判断すると見間違えることがあります。
この記事では、羽アリを見つけた直後に何をすればいいのか、シロアリと黒アリをどう見分けるのか、どんな場合に床下まで確認した方がいいのかを順番に解説します。
結論|羽アリが出たら、最初にこの4つを残す
室内で羽アリを見つけたら、まず次の4つを確認してください。
| 確認すること | 残しておきたい内容 |
|---|---|
| 1.虫の写真 | 羽・触角・腰の形が分かる写真 |
| 2.発生場所 | 玄関、浴室、巾木、窓枠など具体的な位置 |
| 3.日時 | 何月何日・何時ごろ出たか |
| 4.実物 | 可能なら数匹を袋などに保管 |
殺虫剤を使うかどうかを考える前に、この4つだけは残しておく。
これだけで、あとから「シロアリだったのか」「どこから出たのか」を確認しやすくなります。
今まさに大量の羽アリが出ているときはどうする?
羽アリが飛び回っていると、落ち着いて写真を撮る余裕がないこともあります。
その場合でも、全部をすぐ処理する前に、スマートフォンで数枚だけ写真を撮ってください。
特に大切なのは、虫だけをアップで撮る写真と、「どこから出ているか」が分かる引きの写真の両方です。
たとえば、
- 玄関框の右端から出ている
- 洗面所の巾木と床の隙間から出ている
- 浴室入口の木枠から出ている
- 1階和室の窓枠下から出ている
といった位置が分かるように残します。
虫そのものより、発生位置が調査の手掛かりになることがあります。

シロアリの羽アリと黒アリは「3か所」で見分ける
羽が付いているアリがすべてシロアリというわけではありません。
庭などでよく見かける一般的なアリにも、繁殖の時期には羽を持つ個体が現れます。
見分けるときは色ではなく、触角・羽・腰を見ます。
| 見る場所 | シロアリの羽アリ | 一般的なアリの羽アリ |
|---|---|---|
| 触角 | 数珠状で比較的まっすぐ | 「く」の字に曲がる |
| 4枚の羽 | 前後がほぼ同じ大きさ | 前羽の方が後羽より大きい |
| 腰 | くびれが目立たず寸胴 | 細くはっきりくびれる |

スマートフォンで拡大すると、肉眼より確認しやすくなります。
一つだけで判断せず、3つの特徴を合わせて見るのがポイントです。
「黒い羽アリだからシロアリではない」は間違い
シロアリという名前から、「シロアリは白い虫」と思うかもしれません。
働きアリは白っぽく見えますが、羽アリは別です。
ヤマトシロアリの羽アリは黒色~黒褐色に見えます。
そのため、4~5月ごろに室内で黒い羽アリが大量に出たとき、「黒いから普通のアリ」と色だけで判断するのは避けましょう。
一方、イエシロアリの羽アリは黄褐色系です。
色は補助的な情報として使い、最終的には触角・羽・腰を確認してください。
シロアリの羽アリはいつ出る?種類ごとの時期
発生した月と時間帯も、種類を考える手掛かりになります。
| 種類 | 主な群飛時期 | 時間帯 | 羽アリの特徴 |
|---|---|---|---|
| ヤマトシロアリ | 主に4~5月 | 昼間 | 黒~黒褐色 |
| イエシロアリ | 主に6~7月 | 夕方~夜 | 黄褐色系・灯りに集まりやすい |
| アメリカカンザイシロアリ | 主に6~9月 | 昼間 | 地域・住宅によって確認時期に幅がある |

これは一般的な目安で、地域や気温によって前後します。
特にヤマトシロアリでは、暖かい地域では早く、寒冷地では遅くなることがあります。
「5月なら絶対ヤマトシロアリ」というように日付だけで断定せず、虫の形と発生場所を合わせて判断してください。
4~5月の昼間に黒い羽アリが大量に出た場合
本州の戸建てで特に確認したいのが、春の日中に現れる黒っぽい羽アリです。
ヤマトシロアリの群飛時期と重なります。
とくに、
- 暖かい日だった
- 雨の翌日だった
- 午前~昼過ぎに出た
- 洗面所や浴室、玄関などからまとまって出た
といった条件が重なる場合は、普通の黒アリと決めつけず個体を確認しましょう。
家の内部の隙間からまとまって出たのであれば、床下や木部も一度確認したいケースです。
6~7月の夜に羽アリが出た場合
初夏から夏の夜に羽アリが現れた場合は、イエシロアリも候補になります。
イエシロアリの羽アリは光へ集まりやすいため、窓や照明の近くで見つかることがあります。
ただし、ここで重要なのが「室内から出てきたのか」「屋外から窓へ飛んできたのか」です。
この違いによって意味がかなり変わります。
室内から出た羽アリと、外から飛んできた羽アリは分けて考える

| 状況 | 考え方 |
|---|---|
| 床・壁・巾木などの隙間から次々出てくる | 建物内またはその近くから群飛している可能性を確認 |
| 玄関框から大量に出る | 玄関周辺の木部や土間も確認 |
| 浴室・洗面所の隙間から出る | 床下・水漏れ・木材状態を確認 |
| 夜に窓の外側へ集まっている | 屋外から灯りへ飛来した可能性もある |
| 窓を開けた直後に数匹入った | 建物内部からの発生とは限らない |
羽アリが家の中に「いた」ことより、家の中から「出てきた」のかが重要です。
夜に窓の外へ何匹か飛んできただけなら、それだけで自宅にシロアリ被害があるとはいえません。
一方、床・壁・玄関など特定の隙間から何十匹も出てきた場合は、床下や建物内部を確認する理由になります。
窓際に羽だけ大量に落ちている場合は?
羽アリそのものが見つからなくても、透明な羽が大量に残っていることがあります。
シロアリの羽アリは群飛後に羽を落とすためです。
羽だけを見つけた場合は、
- 4枚がほぼ同じ大きさに見えるか
- 窓の外側・内側のどちらに多いか
- 床や巾木の隙間付近にも落ちていないか
- 毎年同じ場所で起きていないか
を確認してください。
掃除する前に写真を撮り、可能なら羽も少し残しておきましょう。
羽アリに殺虫剤を使ってはいけない?
「殺虫剤は絶対禁止」という意味ではありません。
室内に大量の羽アリが飛び回っていれば、そのまま生活するのが難しい場合もあります。
ただ、シロアリ調査を考えている場合は、大量に薬剤を使う前に発生状況を残すことが重要です。
日本しろあり対策協会では、羽アリ発生後に調査を予定している場合、殺虫剤を使用すると虫が逃げてしまうため、できればそのままにするよう案内しています。
やむを得ず使う場合も、
- 発生場所を記録する
- 虫を写真に撮る
- 数匹を袋などへ残す
といった情報を確保しておきましょう。
すでに殺虫剤をかけてしまった場合は?
殺虫剤を使ったから、もう調査できないわけではありません。
まず、覚えている範囲で構わないので、
- 最初に出てきた場所
- 何月何日だったか
- 何時ごろだったか
- どの程度の数だったか
をメモしてください。
死んだ虫や落ちた羽が残っているなら、写真を撮り、数匹を袋などに入れておきます。
「殺虫剤を使ってしまったから手遅れ」と考える必要はありません。
発生位置の情報が残っていれば、その後の床下確認に役立ちます。
見えている羽アリを殺しても、シロアリ駆除が終わったわけではない
羽アリは、シロアリの集団から繁殖のために飛び出してきた個体です。
室内へ出てきた羽アリだけを殺虫剤で処理しても、床下や木材内部などにいるシロアリまで全部いなくなるとは限りません。
そのため、シロアリだった場合に確認したいのは、
- どこから出てきたのか
- 蟻道があるか
- 木材被害があるか
- 床下に水漏れがないか
- どの範囲に処理が必要か
です。
「羽アリが見えなくなった=家のシロアリ問題も解決した」ではありません。
羽アリが出たら、家のどこを見る?
基礎外周
建物の外側を一周し、基礎に土を細長く盛ったような筋がないか確認します。
シロアリは地中から木部へ移動するとき、「蟻道」と呼ばれる通路を作ることがあります。
見つけた場合は、すぐ壊すより先に写真を撮ってください。
玄関・勝手口
玄関框、ドア枠、土間との境目を確認します。
玄関は一般的な床下から確認しにくい住宅もあるため、羽アリの発生場所になっている場合は別に見ておきたい部分です。
浴室・洗面所
羽アリだけでなく、水漏れ、木部の傷み、床のふわつきなども確認します。
特にヤマトシロアリは湿った環境で被害が見つかることがあります。
キッチン・トイレ
給排水管の漏水や床の変色がないか確認してください。
床下点検口
床下収納などから安全に見える範囲で、蟻道・木材被害・水漏れを確認します。
狭い床下へ慣れていない人が無理に潜る必要はありません。
羽アリが数匹だけなら様子見でいい?
羽アリの数だけでは判断できません。
たとえば、6月の夜に窓を開けていて外から数匹飛び込んできたのであれば、建物内部から発生したとは限りません。
逆に、見つけたのが数匹だけでも、
- 床の隙間から出てきた
- 大量の羽が残っている
- 毎年同じ場所で発生する
- 基礎に蟻道がある
- 玄関や床が傷んでいる
場合は一度確認する価値があります。
「何匹以上なら危険」という明確な数字はありません。
数より、発生場所やほかの症状を見てください。
羽アリが1日でいなくなったら安心?
翌日に羽アリがいなくなっていても、それだけで問題が解決したとはいえません。
群飛は一日中ずっと続くとは限らず、短時間にまとまって発生することがあります。
室内の特定箇所から大量に出た場合は、羽アリがいなくなった後でも発生場所を確認しましょう。
一方、外から数匹飛来しただけなら、すぐに大掛かりな工事を考える必要はありません。
この違いを切り分けるためにも、発生状況の記録が重要です。
シロアリの羽アリが出たら、家はかなり傷んでいる?
羽アリがシロアリだったとしても、その時点で住宅全体に重大な被害があるとは限りません。
羽アリだけでは、木材の被害範囲までは判断できないからです。
逆に「羽アリしか見ていないから被害はない」とも判断できません。
調査では、
- 土台
- 床束
- 床組
- 玄関まわり
- 水回り
- 蟻道
などを確認して、実際の被害範囲を見ます。
羽アリは「住宅の状態を確認するきっかけ」と考えるのが現実的です。
築5年以上の家で羽アリが出た場合
新築時に一般的な薬剤によるシロアリ予防をしている場合、5年は防蟻対策を見直す一つの節目です。
築5年以上で羽アリが出たなら、床下点検とあわせて、
- 新築時の防蟻保証書
- 前回の施工年月
- 使用した薬剤・防蟻工法
- 再施工をしたことがあるか
も確認してみましょう。
築5年だから羽アリが出るわけではありません。
ただし、一般的な薬剤防除の再処理時期と重なっているなら、住宅の防蟻状態を一度見直す理由になります。
築10年以上で防蟻履歴が分からない場合
築10年だから重度被害があるとは限りません。
ただ、過去にどのような防蟻処理をしていたか分からず、室内から羽アリまで出たのであれば、一度床下を確認した方がよいでしょう。
いきなり「全面駆除」を依頼する必要はありません。
まず、
- 羽アリの種類を確認する
- 発生場所を確認する
- 蟻道・木材被害を確認する
- 必要な施工範囲を決める
という順番で考えます。
ベタ基礎の家でも羽アリは出る
ベタ基礎だからシロアリの羽アリは出ない、ということはありません。
ベタ基礎は防蟻上有利ですが、住宅には、
- 給排水管の貫通部
- 基礎の打ち継ぎ
- 玄関
- 基礎外周
- 基礎断熱材との境界
などがあります。
こうした場所が侵入経路になる場合があります。
そのため、ベタ基礎住宅で羽アリを見つけても、「うちはベタ基礎だからシロアリではない」とは判断しないようにしましょう。
賃貸住宅で羽アリが出たら、まず管理会社・大家へ
アパートや賃貸戸建てで羽アリが出た場合は、自分でシロアリ防除工事を契約する前に管理会社・大家へ連絡します。
伝える内容は、
- いつ発生したか
- どの部屋か
- どこから出たか
- 何匹程度だったか
- 写真があるか
です。
建物本体の調査や施工が必要になるため、自己判断で床や壁に穴を開けたり、大量の薬剤を注入したりするのは避けましょう。
専門業者へ床下点検を相談したいケース
| 状況 | 点検の考え方 |
|---|---|
| 床・壁・玄関から大量に出た | 早めに発生源を確認 |
| 4~5月の日中に黒褐色の羽アリが大量発生 | ヤマトシロアリも候補に確認 |
| 6~7月の夜に室内から大量発生 | イエシロアリなどを確認 |
| 毎年同じ場所から出る | 発生場所周辺を詳しく確認 |
| 基礎に蟻道がある | 侵入経路・木材被害を確認 |
| 床が沈む・木部が傷んでいる | シロアリ以外の腐朽も含めて確認 |
| 築5年以上・保証切れ | 防蟻履歴も確認 |
| 築10年以上・施工履歴不明 | 床下全体を一度確認 |
業者を呼んだら「羽アリ=即契約」にしない
羽アリが出ると不安が大きくなるため、説明を聞いたその場で工事を決めたくなることがあります。
しかし、まず知りたいのは工事料金ではありません。
確認したいのは、
- 本当にシロアリなのか
- 種類は何か
- どこから侵入しているのか
- 蟻道はあるか
- どこに木材被害があるか
- 駆除が必要なのか
- 補修工事も必要なのか
です。
床下点検を受けた場合は、できれば写真を見せてもらいましょう。
「ここに蟻道がある」「この木材に被害がある」など、施工が必要な理由が確認できてから見積もりを見る方が判断しやすくなります。
シロアリ駆除の費用は何で変わる?
羽アリがシロアリだったとしても、費用は一律ではありません。
| 条件 | 料金が変わる理由 |
|---|---|
| 施工面積 | 処理範囲が広いほど薬剤・作業量が増える |
| 予防か駆除か | 被害部への追加処理が必要になる場合がある |
| 玄関・浴室 | 床下から処理できない場合がある |
| 床下の高さ | 低い・分断されていると作業方法が変わる |
| 木材被害 | 防除とは別に修繕費が必要になる場合がある |
| 工法 | 薬剤施工・ベイト工法などで料金体系が異なる |
羽アリが出たからといって、床下換気扇や調湿材などをすべて同時に施工しなければならないわけではありません。
防除、木材補修、湿気対策は、それぞれ必要な理由を分けて確認しましょう。
羽アリについてよくある勘違い
黒い羽アリならシロアリではない
違います。ヤマトシロアリの羽アリは黒褐色です。
殺虫剤で全部死んだから解決した
見えている羽アリを処理しただけでは、床下などにいるシロアリまで駆除できたとは限りません。
1日でいなくなったから大丈夫
群飛が終わっただけの可能性があります。
ベタ基礎だからシロアリではない
ベタ基礎でも配管や打ち継ぎなどから侵入する可能性があります。
羽アリが出たら家全体が食べられている
羽アリだけでは被害範囲までは分かりません。実際に床下や木材を確認する必要があります。
よくあるケース別|どう判断する?
5月の昼間、洗面所から黒い羽アリが30匹ほど出た
ヤマトシロアリの群飛時期と重なります。
黒アリと決めつけず、触角・腰・羽を確認します。
さらに洗面所から出たのであれば、床下の給排水管、水漏れ、蟻道、木材状態も確認したいケースです。
6月の夜、窓の外側に羽アリが大量に集まった
照明へ飛来した可能性があります。
シロアリだったとしても、それだけで自宅内部に巣や被害があるとは断定できません。
窓周辺だけなのか、室内の隙間からも出ていないかを確認します。
羽アリが出て、すでに殺虫剤を使ってしまった
問題ありません。
発生した場所と日時をメモし、残っている死骸や羽を撮影・保管してください。
その情報があれば、その後の調査に使えます。
羽アリは数匹しか見ていないが、基礎に蟻道がある
羽アリの数より、蟻道の方が重要な情報になる場合があります。
蟻道を壊す前に写真を残し、どこからどこまで続いているか確認しましょう。
シロアリの羽アリについてよくある質問
Q. シロアリと黒アリの羽アリはどう見分けますか?
シロアリは触角が数珠状で比較的まっすぐ、4枚の羽がほぼ同じ大きさ、腰のくびれが目立たないのが特徴です。一般的なアリは触角が「く」の字に曲がり、前羽の方が大きく、腰が細くくびれています。
Q. 黒い羽アリでもシロアリですか?
可能性があります。ヤマトシロアリの羽アリは黒色~黒褐色なので、色だけでは普通のアリと判断できません。
Q. シロアリの羽アリは何月に出ますか?
ヤマトシロアリは主に4~5月の日中、イエシロアリは6~7月の夕方から夜が代表的です。地域や気象条件によって前後します。
Q. 羽アリに殺虫剤をかけてもいいですか?
生活上必要なら使用できますが、調査を考えている場合は、その前に写真・発生場所・日時・個体を残してください。大量に薬剤を使用すると、発生状況が分かりにくくなる場合があります。
Q. 羽アリが翌日いなくなれば放置していいですか?
外から数匹飛来しただけなら建物内部からの発生とは限りません。一方、室内の特定箇所から大量発生した場合は、翌日いなくなっても床下などを確認した方がよいでしょう。
Q. 羽だけ大量に落ちています。シロアリですか?
可能性はありますが、羽だけでは断定できません。羽の大きさや発生場所、時期などを確認し、写真を残してください。
Q. 羽アリを見たらすぐ業者を呼ぶべきですか?
室内の隙間から大量発生した、蟻道がある、床・木部の傷みがあるなど複数のサインがある場合は、床下点検を検討するとよいでしょう。屋外から数匹飛来しただけなら、まず虫の種類と建物周囲を確認します。
Q. 羽アリが出たら高額な駆除工事が必要ですか?
羽アリだけでは施工内容も費用も決まりません。シロアリの種類、発生場所、被害範囲、施工面積などを確認してから必要な工事を判断します。
まとめ|羽アリを見たら「殺す前に記録する」
家の中に羽アリが大量に出ると、不安になるのは当然です。
ただ、その場で一番重要なのは、羽アリを一匹残らず処理することではありません。
虫の写真を撮る。どこから出たかを撮る。日時を残す。可能なら数匹を保管する。
まずこの4つを行ってください。
そのうえで、触角・羽・腰からシロアリか一般的なアリかを確認します。
4~5月の日中ならヤマトシロアリ、6~7月の夜ならイエシロアリの群飛時期と重なりますが、時期だけで断定する必要はありません。
さらに重要なのが、羽アリが外から飛んできたのか、建物の隙間から出てきたのかです。
室内の床・壁・玄関・水回りなど特定箇所からまとまって出ている場合や、基礎に蟻道がある場合は、羽アリだけ処理して終わらせず床下まで確認しましょう。
一方、夜に屋外から数匹飛来しただけであれば、それだけで住宅被害と決めつける必要はありません。
「羽アリが出た=すぐ高額工事」でも、「殺虫剤でいなくなった=解決」でもありません。
まず種類と発生位置を確認し、建物被害があるかを調べ、その結果に応じて必要な対策だけを選ぶことが大切です。




